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施工事例

絵画用に照明器具とスイッチを取り付けました

2024年4月26日

施工事例

先日、お客様からのご依頼で、絵画を照らすピクチャーライトと、それを制御するスイッチの取り付けを行いました。この案件は、ライトの位置やスイッチの取り付け場所、光の照射角度など、事前に詳細な打ち合わせを行った上で、配線工事に取り掛かりました。

ライトの取り付け位置には直径25mmの穴を開け、そこから1mほど下の既設スイッチまで、チェーンを使用して照明器具用のケーブルを配線しました。電源は既設スイッチまで配線されていることを確認済みのため、新設する照明器具用のスイッチの増設は容易に行うことができます。増設スイッチは既設のスイッチが4コ1セットで施設されていますので、そこにもう一つスイッチを組み込むことでビジュアル的にも自然な仕上がりです。配線はすべて見えないように仕上げ、スマートな印象を保つことができました。

この新たに取り付けたライトのスペックは、光源がLEDで60W電球相当、色温度が3500K、平均演色評価数がRa90、そして照射方向が可動型となっています。LEDは熱をほとんど発生させないため、絵画に近づけても熱による損傷の心配がありません。これは、昔ながらのハロゲン照明と比較して大きな利点です。また、LEDは省エネルギーで効率が高く、長寿命であるため、電気料金を節約することができます。

色温度は3500Kを選定しました。この値は、数字が大きいほど青白く、数字が小さいほど温かみのある色になります。展示物の特徴を考慮しつつ、2700Kから4000Kの間で選択されることが多いです。

また、ランプの演色評価数はRa90となっています。絵画などの展示物は、本来昼光のもとで鑑賞することを前提としているため、演色性が高いことが重要です。演色性は、光源が物体の色をどれだけ忠実に再現できるかを示す指標で、平均演色評価数 (Ra) は、90以上のランプが推奨されています。

今回の工事は比較的難易度は高くはないですが、お客様の建物に穴を開ける、機器を取り付ける等はミスがないよう正確な作業が求められます。また建物の工法や構造体を理解していれば、どこに穴を開けてよいか、どこまで隠ぺいで配線が可能かを、お客様と細かく打ち合わせができます。

配線工事は隠ぺい配線が可能であればキレイに仕上げることができますが、できない箇所では露出配線になり、モールカバーや電線管等でケーブルを保護する等の工事になりますのでビジュアルを考慮して配線経路や材料の色などを入念に打ち合わせをさせていただいてから工事を進めさせていただきます。

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